栃木の元気な経営者の極意 インタビューVol.1
スナックフード・サービス株式会社 (物流)
代表取締役社長 永 島 悟 氏

㈱スナックフード・サービス様本社外観

㈱スナックフード・サービス様本社外観

社内研修風景

社内研修風景

「一番になれる場所」 を常に探している。そこにビジネスチャンスがあるから、粘り強くつくっていく。
物流業界で名の高い、永島悟氏はこう語る。
スナックフード・サービス㈱は物流会社として品質で一番の企業を目指している。
ただ、品質というものは、お客様の要望であり常に変化し続けていくものである。

 

1990年カルビー株式会社の物流事業の子会社として設立しました。商品を安定供給するためには、専門的な知識や管理体制が不可欠だったからです。会社というものは、営業・人事・経理の3つがバランス良く機能しないと経営が成り立ちません。

当社は、トラックのIT化を進めています。例えば一台のトラックが商品を運ぶときに、走りの記録がすべて管理されています。発注先のお客様に時間に正確に、コースの最短距離で、また無駄のない商品の積み込みをすること。そこには、天候や道路事情も絡んできます。これは無限大の係数になってきます。

仕事は科学性と合理性がなければ経済競争に勝っていけません。また、エビデンスも重要です。例えば、ハインリッヒの法則(1:29:300)1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するという理論に基づき、大きな事故を防ぐためには、日常の小さな要因をひとつずつ地道に突き詰めていく必要があります。ですから、日常業務の中で「なぜの追求」をしていきます。なぜその事故が起きたのか?なぜ、利益が減ったのか?逆になぜ利益が増えたのか?そこには、原因・理由・数字が必ずあるはずです。

社員さんに対しては、「人間は百貨店になるのは難しい。専門店になってその仕事のプロになりましょう。執念を持って良い仕事をすることが人間としての成長と幸せになる道です。」こう考えております。

人間は環境の動物である。経営者は、社員さんが成長するために、より良い環境を提供しなければいけません。自分自身も一人の人間として見られますので気を引き締めなければと思います。

今後は、当社ももちろん右肩上がりの成長戦略を練り上げて、現実を見据えた新しい市場を開拓していきます。ただ、一人だけがんばりすぎても良くないですね。気持ちの余裕は持っていたいものです。

【会社概要】
スナックフード・サービス株式会社
代表取締役 永島 悟
栃木県宇都宮市平出工業団地43番地167
設立 平成2年  従業員数 140名
TEL 028-662-3100   http://www.snackfood.jp/
売上高   72億円 (平成21年度予想)