最初に考えなければならないのは、「貴社のお客様は誰?」ということです。これが最重要ポイントです。つまり、「このチラシのターゲットはどんな客層なのか?」ということです。意外にも多くの方々が、これを間違っている場合があります。

「そりゃあ、なるべく多くの人たちに買ってほしい」

「ウチの商品は高性能で誰もが満足してくれる」

「ウチの店の食事はどれも美味しいからみんなが来てくれるはずだ」

本当にそうでしょうか。

高級ゴルフクラブを女子高生が買うでしょうか。

最新の高性能の家電を高齢者が喜ぶでしょうか。

お洒落なフレンチレストランに40代のサラリーマンが行きたいでしょうか。

ターゲットを絞ること。これが最初のポイントです。

誰に対してメッセージを投げかけるかをはっきりさせておかないと、そのチラシはメッセージの焦点が定まらず、心に響かないものになってしまいます。心に響かない物事に対して、人は「行動」を起こしません。

まっすぐにゴミ箱行きです。

ターゲット絞るために気を付けるべきことは、「お客様の具体的な要望や悩みに焦点をあてる」ということです。最終的にはたった1人にまで絞り込むくらいの心がけで絞り込むまでやった方が良いのです。そして、そのたった1人とは、「あなたの商品、サービスを一番欲しがるお客様」ということです。

たとえば

住宅販売のチラシであれば「住宅ローンをお考えの方へ!」というターゲットよりも、
「これから土地を買って、親子3人の生活を楽しむために戸建の注文住宅を建てたいと思っている年収500万円の方へ」
という方が良いです。

健康食品の場合

「サプリメントをお探しの方へ」というターゲットよりも、
「仕事が忙しくて運動もなかなか出来ないけれど、体が資本の50代の管理職の方に」
という方が良いです。

業種や商品にもよりますが、この方がチラシで反響が取れる可能性が高いのです。

どうして、その方が良いかと申し上げますと

コピー(伝える言葉)がまっすぐにお客様の心に刺さるからです。
お客様が「これは自分のための商品だ!」と思うのです。

これを「ペルソナ手法」と言います。

ペルソナ手法とは、「検討対象となる商品、サービスなどから仮想の人物(ペルソナ)を想定し、その仮想人物に沿ったシナリオを作成する人間中心設計技法。 この導出されたペルソナ・シナリオは、検討対象となる商品やサービスを開発する際の指標として用いられ、ヒット商品を生み出している。  複数のペルソナを用いたBtoBサービスへの応用例や時系列を考慮した応用例も報告されている。」(ウテキペデイア抜粋)

ターゲットを深く絞り込むと競合が減り、値段などの比較検討がされにくくなります。ただし、ターゲットを絞り込む際の注意点ですが、時流や「市場のニーズ」を意識することも重要です。

たとえターゲットを絞り込んだとしても、そのような悩みを持つお客様が存在しなければ、それは「自己満足」になってしまい、誰も反応しないチラシになってしまうからです。

まずは、ご自分の商品およびサービスの「お客様」を絞り込むことが、反響の取れる印刷チラシを制作するための第一歩となります。

集客、販売促進、内装、看板、チラシ作成、WEB制作、動画制作、ロゴ、キャラクター、等、まずはご連絡下さい。TEL028-634-3858