初めてのチラシを配布するときに、いきなり大量のチラシ配付をするのは、費用も大きくなりリスクが高くなります。そのチラシで、どのくらいお客様からの問い合わせが集まるか分からないからです。今では小ロットの印刷も手軽に出来るようになりました。

そこでお勧めするのが、「チラシの反応率テスト」です。

①内容を変えた何パターンかのチラシ小ロットで作る

どのチラシが反応が良いかを確かめる為、複数のパターンのチラシを作ります。では、どの部分の内容を変えればよいのでしょうか。それを知るには、1枚のチラシがどのような部分に分けることが出来るかを知る必要があります。チラシは、大きく3つに分けることが出来ます。それは、キャッチコピー、本文、オファーです。この3つはそれぞれ役割があります。(オファーとは、条件販売提案のこと。一般的には提供、申し出、提案の意味。マーケティングでは、販売者が購入者に購入に関して条件を提案することをオファーといっている。)

・キャッチコピーの役割は、読み手の興味を引き、本文を読ませる事です。

・本文の役割は、商品の内容を伝える事と信用を得る事です。

・オファーは、条件を提示し、次の行動をしてもらう事です。

配付条件を同じにして(同じ地域、同じ曜日)等で、Aというパターンのチラシを少量(1,000~10,000部)配付し、そのチラシの反応率を確かめ、次の機会にBというパターンのチラシを少量配付し、そのチラシの反応率を確かめるという方法で全てのパターンのチラシのテストを行なってゆきます。

その中で反応率の良かったチラシを大量に配付する

次には、違う地域でやってみる。これを繰り返します。全国展開のスーパーやコンビニでも、地域や生活環境によって扱い商品を変えています。お客様は、生活スタイルや慣習などによって求める商品が違ってきます。

そして、もうひとつ

このチラシで間違いないと検証出来たら、次回からは同じチラシを何度も配付します。逆に毎回デザインや内容を変えるのは効果が薄くなります。とれは、お客様の思考を考えてみるとわかります。最初のチラシを見て、「ふーん、そんなのがあるんだあ」、2回目のチラシを見て「以前にも見たような気がするなあ」、3回目のチラシを見て「あ、また来たな。ふんふん、どんな商品なんだ。」と、こんな風に何度も見ると、じゃあ読んでみようかな、というように変化してきます。その時に、毎回デザインが違うと、同じ会社、同じ商品だとわからないからです。これは、サブリミナル効果やブランディングにも関連しています。